「保険金なんてどうせ支払いされないのではないか?」
以前このように考えて保険に入っていない人がいました。
理由は昔あった不払い問題。
保険会社が難癖をつけて保険金を支払ないをしないと考えたのでこのように思ってしまったのでしょう。
しかし、当時の不払い問題でも多かったのは未請求です。
保険金は死んでしまったら、何もしなくても保険会社から振り込まれる訳ではありません。
ただの契約なので、保険金が支払われるような事態になればそのことを保険会社に伝えないといけません。
死亡証明書が勝手に保険会社に回って・・・なんてことはありません。役所だってあなたがどこの生命保険会社と契約しているかなんてわからないですよね?
だからしっかりと請求すれば保険金は基本的には支払われます。
そのような契約であり、そのような商品なのですから当然です。
ただし、支払いがされない場合もあるので注意をしましょう。
保険金が支払われないケースとは?
保険金が支払われないケースとはどのようなケースなのでしょうか?
いくつかご紹介します。
免責期間の場合
自殺は一定期間免責などは一定期間支払いをしないなどの規定が保険会社にはあります。
保険会社によっても異なると思いますので、免責事項は何かをしっかり確認をしましょう。
告知義務違反の場合
告知とは、保険の契約をする時に被保険者の健康状態について自己申告をすることを言います。
保険金額によって自己申告のみだったり、医師の診察があったりと変わります。
この告知にウソがあった場合には保険金がでません。
ただし、この告知と死因に関係がある場合です。
ガンになっているのを言わずに保険に入り、ガンで亡くなった場合には保険金はでない可能性が大きいでしょう。
ただし、ガンになっているのを言わずに保険に入ったが、交通事故で無くなった場合には保険金は出る可能性があります。
あくまで告知と死因の因果関係です。
因果関係のあるなしやどのようなケースが該当するのか心配な方は事前にしっかりと確認をしましょう。
戦乱や大災害の場合
大震災や戦争など被害規模が大きくて保険会社が十分に支払いをできないような状況の場合には出ない可能性があります。
しかし、ここ最近続いている震災では基本的には保険金はでているようです。
戦争については不明ですが、被害の規模によるのでしょう。
保険はそもそも必要なのか?
「規定が変わればあっさり保険なんてでなくなる」とか「自分が死んだあとなんて知らない」とか理由をつけて保険に入らない人がいます。
もちろん保険に入る、入らないは個人の自由です。
ただ今あるリスクを放置したり、自分の死んだあとの後処理準備を全くしないというのはいかがなものかと思います。
保険料が高いという人もいますが、保険期間を短くして「今あるリスク」に集中すればそこまで高額にはならないはずです。
どうしても今も含めて将来得をしたいという観点が入ってくるため、お金が貯まるとか保障がたくさんつくなどのプラスアルファを求めて、結果的に保険料が高くなってしまっている方が多いように思います。
どの保険を選ぶのも、保険に入らないなのも自由ですが、「今あるリスク」については考えた方がいいのではないでしょうか?