生命保険のメリットとは何か?
生命保険と聞くと押し売りやしつこい営業等をイメージする人が多く、メリットよりもデメリットの方が多く上がってしまうのも事実です。
仕事として「生命保険会社で働いている」というと途端に友人が嫌な顔をして「俺は入らないからね!」などと言われたという話はよく聞く話です。
そんな生命保険ですが、メリットがなければこんなに世の中に長く広く普及はしないでしょう。
世の中の他の商品やサービスと同じように生命保険にもメリットがあるため人は生命保険に契約をしてお金を払い続けるのです。
今回は、生命保険のメリットについて考えていきたいと思います。
生命保険はそもそも助け合いの商品
生命保険はそもそも助け合いの精神から生まれています。
大きなリスクに対して小さな個人は無力です。だから小さな個人が集まって大きな集団になり大きなリスクに対処をしようというのが保険の始まりです。
生命保険を販売するための資格である一般課程試験等を勉強をすると、相互扶助という言葉がでてきます。
では、この集団になってまでなんとかしようとしている大きなリスクとは何でしょうか?
生命保険は大きなリスクに対応できる
大きなリスクとは、「突然の死亡」「災害」「事故」「病気」等々、起きる頻度としては少ない、もしくは人生で1回だが起きてしまうと非常にダメージが大きなことを指しています。
生命保険が要らないと言っている人は、これらのリスクに対処ができる・対処する必要がないと思っているということになります。
これら大きなリスクに対処できることこそ生命保険の最大のメリットなのではないでしょうか?
現金を受け取れる
大きなリスクに対処できるという以外にも現金を受け取れるということも大きなメリットでしょう。
現金は、様々な物や商品、サービスを購入するためには一定額必要です。
万が一のことが起きた時に、現物での対処(例えば、病気になったら医療を提供してくれるなど)もありがたいのですが、やはり現金という様々なことに利用できる手段を得た方が便利です。
逆に言うと、生命保険はこのような経済的な面(現金という側面)でしか、対応することができません。
心が病んでいる人を励ましたり等の人間味のあるケアをしてくれる訳ではありません。
現金であるというメリットがあると同時に、現金でしかないという限界があるのだと思います。
特定の人に渡すことができる
相続の対策などで生命保険が活用されている理由の一つがこの特定の人に渡すことができるという点です。
生命保険は死亡保険金受取人を指定することによって、自分に万が一のことがあった場合に保険金を特定の人に渡すことができます。
渡す人には生命保険会社によって一定の制限はありますが、家族なら指定をすることができます。
仮に現金を子供のために残しておいても、死後であれば本当にきちんと渡ったのか確認することができません。
生命保険を使えばその方にお金を支払ってくれるので、この点も生命保険のメリットだと言えるでしょう。
まとめ
生命保険のメリットやデメリットを探している人は、何とか入らなくても良い理由を探している人が多いように感じます。
シンプルに考えてみてください。
自分に万が一のことがあった場合に、お金の面で困る人はいませんか?
困る人がいるのであれば対策が必要で、その対策方法の一つが生命保険というだけです。
最近では家族信託など他にも使える方法がでてきているので、生命保険が嫌いだという方は他の方法も探してみるといいでしょう。