生命保険は最近はWEB契約等も進んでいますが、昔ながらの規制が強い業界の一つだと思います。
その中の一つとして気を付けたいのが、「面接」です。
おそらく今後はこの辺りもある一定条件で面接をしなくても良いと変わってくるのではないか?と個人的には思っているのですが、今はほとんどの契約で面談が必要なので気を付けましょう。
今回はこの契約時の面談についてです。
面談=一次査定
生命保険の契約をする上で、なぜ面談が必要なのでしょうか?
ちなみに面談とは、契約者・被保険者に直接会うことです。
電話で話した・・・とか、フェイスタイムで・・・というのは現在はダメな会社が多いと思います。
遠方の方の契約を募集する場合には会わないといけないので、気を付けましょう。
この面談が必要な理由の一つが、募集人の面談が一次査定になっているためです。
例えば、「健康ですよ!」と言っているのに明らかに顔色が悪いとか、「ケガはしていません」と言いながら明らかに足を引きずっているとかは実際に会った人でないとわかりません。
保険会社の査定をする部署は、書類を受け取るだけなので、その書面を信じて二次査定をしていきます。
またその他にも本人確認をするという意味もありますし、その方の職業や他社の加入状況なども確認をしていきます。
あまりこのあたりを認識している方は少ないようですが、実際には募集人と契約者と被保険者の面談は一次査定になっているんです。
書類を預けるのは?
「ちょっと会えば大丈夫なの?書類を預けて取りに行くのは?」
面談をするとなるとある一定の時間が必要となるので、書類を郵送して書いておいてもらって、後から取りに行くという方法にしたいという方もいると思います。
しかし、基本的にはこちらもNG。
面前でご本人に説明をした上で署名や押印をいただく必要があるため、預けて取りに行くというのは基本的にはNGです。
書類を先に送っておいて訪問したら全部書かれていた・・・後日、他の人が書いたことが判明してしまった・・・なんてこともあるようなので気を付けましょうね。
最後に
ここ数年で以前にもましてコンプライアンスが厳しくなってきています。
「昔は仕事がしやすかったなー」と言っている年配の生命保険募集人の方がいらっしゃいましたが、そのぐらい規制が厳しくなってやりにくくはなっています。
気を付けて対応をしていかないといけませんね。