生命保険は契約をしたいと思ってもすぐに契約をすることができません。
生命保険会社の査定で承諾をもらわないといけません。
査定には健康面を確認する医務査定と職種等を確認する環境査定があります。
査定についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
では医務査定とはどのような方法で行われるのでしょうか?
今回はこの医務査定についてご紹介します。
医務査定の方法
医務査定の方法にはいくつか種類があります。
保険会社によって異なるので一般的な方法を3つご紹介します。
診査扱い
生命保険会社が契約をしているお医者さんによる診察のことを診査扱いと言います。
検査項目は保険会社によって異なりますが、問診・血圧検査・尿検査・心電図等が一般的です。
契約を希望している保障金額が大きいと血液検査をやったりその他の追加の診査項目があったりします。
問診については「覚えていない場合はどうするのか?」と思われる方もいるかもしれませんが、覚えている限りは正直にすべて伝えるようにしましょう。
覚えていない場合、保険会社は基本的には重たい内容だとして結果を出すことが多いようです。
例えば、ある病気について治療名を忘れてしまっているとします。
その治療名がわかれば、病気が軽いのか重いのかがわかるとします。
保険会社はこの治療名がわかりませんと言われると重い方で査定結果を出すことが一般的には多いらしいです。
確かにリスクを引き受ける商品を扱っているのが保険会社なので、わからないところは重い方で見るのがより確実でしょう。
健康診断書扱い
定期的に受診している健康診断書を使って生命保険に入るという方法です。
数年前に受けた結果ではだめで、基本的には1年以内前後ぐらいに受けたものと保険会社によって指定をされます。
また所定の項目も決まっているので、受けていれば大丈夫という訳ではありません。
健康診断の結果を利用できるのであれば、特に医者にかからなくても良いので申し込み自体は楽です。
また保険会社に詳細に健康に関する情報を伝えることができるので、より条件の良い内容(保険料割引等)を受けることができることもあります。
告知書扱い
告知書とは保険会社が用意をした健康に関する自己申告用の書類のことを言います。
この告知書に本人が自筆で健康に関する質問事項について回答をしていく必要があります。
金額が1,000万~3,000万以下の場合に告知書扱いとして契約することが多いですが、この基準も保険会社によって異なりますので確認をしてみましょう。
虚偽の申告をしたら?
虚偽の申告をしたら保険会社は虚偽か真実か確認することができないので契約はできる可能性が大きいでしょう。
保険会社が虚偽か本当か見抜けることなんかあるのか?と思うかもしれませんが、過去に申し込みをしていたりすると、履歴が残っているので虚偽がわかることがあるようです。
虚偽の申告をすると、いざ保険を使おうという時に保障を受けることができない可能性があります。
ただ保険金を支払う原因となった事由(死亡や病気)と全く関係のないところで虚偽をしていたのであれば、保険金の支払いをされることもあるでしょう。
いずれにしても虚偽で契約をするのはやめましょう。
結局、どの方法がいいの?
小さい金額であれば告知書で申し込み、大きい金額は健康診断書があるのであれば健康診断扱いで、ないのであれば診査、という順番になると思います。
基本的にはどれが通りやすいというのはありません(実際には現場に携わっている人にしかわからない通りやすい方法というのはあるらしいですが・・・・)。
どの方法でもしっかりと今の健康状態を伝えるようにしましょう。