人それぞれ保険金額=必要保障額の設定には違いがあります。
年齢や仕事が同じだからと言って同じ金額設定にはなりません。
人それぞれ必要保障額は異なります。
必要保障額を算出するためにはいくつか気を付けないといけない点があります。
今回は必要保障額を算出する上で気を付けたいポイントについてです。
現状をしっかりと把握!
必要保障額を出すためには、現在のプラスとマイナスをしっかり把握する必要があります。
プラスとは、預貯金の額・金融資産・不動産・遺族の労働力・社会保険制度・会社の福利厚生制度等です。
マイナスとは、万が一のことが起きたときに無くなってしまう収入・かかる費用(葬儀費用や借金等)・税金等々です。
まずは現状をしっかり書き出しましょう。
今は見えないプラスを考慮!
忘れがちなのが、プラス面は遺族の労働力、マイナス面が税金です。
遺族の労働力とはあなたに万が一のことがあった場合、現在は専業主婦をしている配偶者や他の家族が働いて得ることができる収入額です。
ここを計算に入れない方が多く、あなたが無くなると家族は家でのんびり暮らせる・・・なんて保険金額を設定している方も多いです。お金に余裕があればよいかもしれませんが、そのために高い保険料を支払うのはよくないのではないでしょうか?
マイナス面の税金は、不動産の名義変更にかかる税金や相続税等です。
不動産の名義変更関連の費用は、費用がかかるために放置している方も多いですが、きっちりと相続された人の名義に変えるようにしましょう。
見直しを前提に!
保険はあくまで現在の状況から必要保障額を算出していきます。
ただ人生は計画通りにはよくも悪くも進まないものなので、常に見直しをする必要があります。
私は年に1回程度は、契約している保険が合っているかさっと確認して妻に伝えるようにしています。
この時に内容が合っていない場合には見直しを検討します。
できれば半年に1回ぐらいがいいとは思いますが、なかなか難しいでしょう。
契約後は算出根拠を残しておく!
契約をしてしまうと安心をしてしまう方が多いですが、保険証券が届いたら最後にその金額の算出根拠や契約した理由などを書いておきましょう。
これを書いておかないと、いざ保険証券を見て見直しをしようと思っても「なんでこの金額にしたのだろう?」となってしまいます。
しっかり考えて契約をしたのであれば、忘れないように残しておきましょうね。