生命保険の契約は、基本的には健康状態が良くないと入ることができません。
ただし病気だから入れないという画一的なものではなく、病名によって変わってきます。
また入れるか、入れないかの2択ではなく、特別条件付きで契約ができることがあります。
特別条件の内容や詳細については保険会社によって異なりますので、確認をするようにしましょう。
特別条件についてはこちらを参考にしてみてください。
今回は特に多い高血圧症について紹介します。
あくまで保険に入れるか、入れないかの参考の記事です。
血圧についての診断等をするものではありませんので、ご了承ください。
高血圧症とは?
高血圧症とは、血圧が何回測っても高い状態を言います。
常時高い状態ということですね。
一般的に最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHg以上が高血圧であると言われています。
あくまで保険の契約上においての高血圧です。
数値が落ち着いていれば標準体で契約可能
上記の140、90より下であれば標準体で契約ができる可能性が高いです。
もちろん他の病気との関連性も見られてしまいますので高血圧の数字のみでの参考です。
標準体とは特別条件がつかない普通の保険料です。
保険料が安くなる健康体というのもありますが、会社によっては健康体で入れることもあるようです。ちなみに健康体とは会社によって言い方が異なります。
要するに「健康だから安くしてあげるよっていう保険料率」のことです。
血圧降下剤を飲んでいる場合は?
すでに高血圧症と診断をされて血圧降下剤を飲んでいる方もいるでしょう。
その場合は次のように分かれる場合が多いです。
数値が安定しているというのは、上140、下90より下の数値が常態化しているということです。
血圧降下剤を2年以上飲んでいて、数値が安定している
薬を飲んでいてもその状態が安定しているのであれば、標準体や健康体で入れる可能性があります。
生命保険では2年というのを境にして、短期・長期を見ることが多く、薬についてもこの2年というのが目安になります。
しかし、2年未満だからダメという訳ではありません。
契約を希望する保険会社に目安を聞いてみましょう。
血圧降下剤2年以下、血圧が安定している
これは上記でいったとおり各保険会社の判断になります。
1年以上たって入れば良いケースも多いみたいですが、境目などは不明です。
ちなみに飲み始めは安定しているという判断がつかないので契約ができなかったり、特別条件がつくことが多いようです。
血圧降下剤を2年以上飲んでいるが、不安定
このケースは薬が効いていないと判断されるため、契約ができなかったり、特別条件が付いてしまったりする可能性があります。
どのケースでも結局は保険会社次第ですので、しっかり確認をしてみましょう。募集人に聞いて曖昧な場合は保険会社に直接聞いてみると良いでしょう。
査定前にはわからない
「血圧の数字を伝えているんだから、入れるか入れないかはっきりしてほしい。入れるなら申し込みをする」
このように言う方がいらっしゃいます。
確かに数値を伝えているのだからわかるだろ!っていう気持ちはわかりますが、なんでも実際の物を見ずに可否を付けるのは難しいでしょう。
お医者さんの判断、車の査定の判断、物の買い取り等々
やはり申し込みをしないと確定的な結果はでません。
それが嫌なら申し込みをしないという風にするしかなくなってしまいます。
最近の生命保険は緩和傾向?
今回は高血圧についてご紹介しました。
ただ最近、保険会社は契約の引き受けを緩和している傾向にあると思います。
おそらく高齢化にともなう契約者対象の減少や保険会社間の競争などが激化しているからですね。
医療保険等は、どんどん保険料が下がってこれ以上下げることが難しいという状況になっていると思います。
そうすると、「入りやすい」とか「保障の幅が広い」とか違うところでの競争が激化してきます。
保険会社も契約が取れないとまずいですから。
「自分は入れないような・・・」と思っている方・・・一度聞いてみてはいかがでしょうか?