生命保険の見直し・乗り換えってきちんとしていますか?
年に1回ぐらいはきちんと整理をして、家族に保険の存在を伝えるようにしましょう。
保険は請求しないともらえないので、家族が知らないと意味がなくなってしまう可能性があります。
また、家族に説明できない保険種類は必要ない可能性があるので、きっちりわかるようにまとめておきましょう。
今回は保険の乗り換え・見直しのタイミングについてです。
基本はライフイベントに応じて見直し
ありきたりですが、ライフイベントの変化の時期に見直しをすることをまずは頭に入れておきましょう。
ライフイベントとは、代表的なイベントとしては「就職・結婚・出産・転職・独立・マイホーム購入」等があります。
大きなイベントは、必要保障額の過不足を招きますのでしっかり見直しをするようにしましょう。
例えば、結婚をしたのであれば家族ができる訳ですからあなたに万が一のことがあった場合に残された家族が経済的なダメージで再起できないような状況は避けないといけません。
子供が生まれるとなおさらでしょう。
逆に住宅を購入した場合には、団体信用生命保険があるので今まで家賃分を加味して契約していていた生命保険を減額できる可能性があります。
ライフイベントによる見直しは追加だけではなく、場合によっては減額などもできるのでしっかり見直し・乗り換えをするようにしましょう。
大きな変化があったら見直し!
それ以外にも大きな変化があった場合には見直しをしましょう。
たとえば、「遺産相続、昇給、副収入」など収入や資産に大きな影響を与える変化があった場合には、見直し・乗り換えのタイミングになる可能性があります。
ライフイベントと同じで必要保障額に変化がある可能性があります。
きちんと管理!
生命保険をきちんと管理するというと難しく感じるかもしれませんが、入った目的とその金額の算出式だけ記録をしておきましょう。
目的や算出式は忘れてしまう可能性があるので必ず記載しましょう。
表にするのが面倒であれば、保険証券にメモ書きでもいいとは思いますが、保険証券はよく無くすのであまりおすすめはしません。
目的や算出式は、定期的な見直しの時に活きてきます。
「この目的はもう必要ない」「この計算だと多いな」となれば見直しもしやすくなります。
保険募集人が「この保険はどのような目的で入ったのですか?」と聞いて一番多い回答は「わからない」です。
しっかりとわかるようにしておきましょう。
(まとめの例)
保険会社/商品 | 目的 | 算出式 |
A生命保険/65歳定期保険 | 生活費 | 保険金3,000万 生活費〇円×1年分×〇十年 |
B生命保険/終身保険 | 葬儀費用 | 保険金300万 葬儀代金 ※65歳時に解約して現金化も有り |
見直し方法や乗り換え方法は解約だけではない?
見直しや乗り換えは、解約して新しい保険に入るという方法だけではありません。
保障額を減らすのであれば減額などの方法も取ることができます。
最初は3,000万円の保障額を設定していたけど、計算しなおすと2,000万円の保障で良いとなれば、1,000円分を減額=一部解約するという手もあります。
また各保険会社で名称は異なりますが、コンバージョンという一定条件・一定額で医務査定なしで保険契約を見直すことができる制度もあります。
健康状態が悪くなってしまったから見直し・乗り換えができないという方は検討したい制度です。
各会社制度やルールが異なりますので、必ず保険募集人・生命保険会社に確認するようにしましょう。
募集人が止めに来るんだけど・・・
見直しや乗り換えをしようと募集人が止めに来る・・・よく聞く話ですが、これは戻入という制度があったり、会社から止めるように言われたりしているためです。
戻入についてはこちらを参考にしてみてください。
>>生命保険の戻入って何?まだ解約できないって何?
生命保険募集人に内緒で解約するのは難しいので、曖昧な返事はせず解約する意思をしっかり伝えるようにしましょう。