生命保険会社は健康でお金を払えばいくらでも保険加入を認めてくれる訳ではありません。保険会社は現在42社あります。仮に全ての保険会社で1億円ずつ保険をかければ42億円。1億円なら一般の方で年収が高い方ならあり得ますが、まとまって42億となると明らかに高額な保険金額ですよね。何かが起きそうな金額です。
そこで各保険会社では通算規定があります。他社で加入している保険金額も通算して自社の規定に適用するというものです。例えば生命保険では年収を一つの加入上限額算定に使うことが多いのですが、年収の10倍まで加入ができるとなると年収500万の方なら5,000万が上限となります。この上限をすべての保険会社での加入合算で通算規定を適用させます。これにより保険金額に入りすぎる=なんか危ないことしてる?ってのを防いでいます。
ちなみに年収の基準以外にも、職業制限や支払保険料基準など各社によって異なります。
「でもこちらが他社で入っているって言わなければわからないんじゃないか?」
確かに基本的には他社で入っている情報ってわからないですよね。ただ生命保険はその商品の特性上、各保険会社がある程度データを連携しています。詳細はわからないけど●●生命で●万円はいってませんか?ぐらいわかるようになっています。
ただ通算規定も抜け穴があるのでなんとも言えませんが・・・ただ必要な規定なんでしょうね。