生命保険の契約をするためには面談が必要です。
「え?面談なんかしなくても契約できたよ」って方もいるかもしれませんが、ネット生保ではない場合にはしっかりと面談をしています。
それは生命保険募集人との面談です。
この生命保険募集人との面談ではない第三者による契約確認という面談もあります。
今回は、この2種類の面談についてです。
募集人の面談が第一次面談
生命保険募集人は、申込書と一緒に「取扱者による報告書類」という書類を保険会社に提出しています。
保険会社によって多少呼び名は異なるかもしれませんが、取扱者が今回契約する人について面談で聞いた内容を伝えるための書類なので基本的にはどの会社にも存在しています。
この面談をしていないと無面接募集という不適切な募集行為として捉えられてしまうので、募集する側もされる側もしっかり会って契約手続きをするようにしましょう。
契約確認は確認のための面談
生命保険募集人の面談だけではなく、保険会社の査定をする部署の担当者や、第三者の機関を利用した契約確認という面談もあります。
面談方式だけではなく電話で聞くという方法もあり保険会社によって異なりますので、契約をしようとしている会社の代理店や保険会社担当者に聞いてみるようにしましょう。
なぜこのような契約確認という面談があるのでしょうか?
それは第一次の生命保険募集人の面談の真偽や誤解がないかの確認をするためです。
例えば、年収が500万以上ないと入ることができない保障金額で申し込みがあったとします。
募集人からの報告書には年収600万と記載があるため問題がないように思えますが、募集人は契約をとってこそ収入が発生するので、本当は400万って聞いたけど、契約を取るために600万と嘘を書いた可能性は0ではありません。
このようなことがあるので一定基準やランダンに契約確認が入る仕組みが存在しているのです。
面談の内容は?
では、面談の内容とはどのようなものなのでしょうか?
契約確認は募集人の報告書の内容の確認が中心となるため、生命保険募集人の面談内容について確認をしていきましょう。
ざっと書き出すと次の通りです。
氏名 / 面接場所 / 身分証明の方法 / 年収 / 職業 / 他社の生命保険の契約の有無と詳細
いくつかもう少し説明をしていきたいと思います。
年収
なぜ年収を聞くのか?と思う方もいるかもしれませんが、生命保険の必要保障額は今もらっている年収によって変わってきます。
年収が高い人は保障額が大きくなるし、少ない人は小さくなるという考え方から来ています。
感情的に大きな保障が必要とか少ないとかは判断がつかないため年収の10倍など一定の制限を設けています。
だから年収が聞かれるのです。
職業
生命保険は職業によっても制限があります。
オフィスビルで事務をしている人と、高所作業や危険物取扱者では万が一のことが起きる可能性が異なります。
危険な仕事をしている人の方が、万が一のことが起きてしまい保険会社が保険金を支払う可能性があるため、保険金の設定額に制限を設けたりしています。
他社の生命保険の加入の有無と詳細
生命保険は、多額の保険金を受け取ることができる金融商品なので、悪用されることもあります。
必要のないであろう人が多額の保険金額をかけようとするのは不自然な行為なので保険会社は他社の生命保険の加入状況などに気をつけています。
各保険会社の一定の部署では情報が共有されているため、嘘をついて契約をしてもバレてしまいますが、この内容を生命保険募集人が聞き取りができないということも問題があるため、報告内容の必要項目となっているのです。