生命保険には保険期間というものがあります。
この期間は保障をします、という期間です。
5年とか10年などの期間を定めるものもあれば、60歳とか65歳までといった年齢で定めることもあります。また期間の定めがない終身というのもあります。
保険料は保険期間が長いほど高額になります。
10年間だけの死亡保障の商品と、死ぬまで(終身)保障する死亡保障商品だと保険会社は終身の方が払うリスクが高いので保険料を多くとる、ぐらいの認識でいいと思います。
今回、テーマにしているのが「期間の定めがある商品」です。
10年の死亡保障の商品=10年満了定期保険は、期間が来ると契約は終了するのでしょうか?
メリットもデメリットもある自動更新
10年満了定期保険ですが、大体の商品において自動で更新がされます。
20歳ではいって30歳で終わりなのですが、自動更新されるので次は40歳までということで契約が続きます。
更新の手続き忘れなどにより保障がなくなることがないのでこの点はメリットといえますね。
デメリットは「保険料が上がる」という点です。
生命保険の保険料は年齢が高い方が基本的には保険料は高くなります。
自動更新は、自動更新時の保険料で更新がされるので保険料があがります。
若いうちはそこまで大幅に保険料が上がりませんが、年齢が重ねると保険料は大きくなります。
10年定期など期間があるものを契約する場合には、契約時にどうするのかを検討しましょう。
更新時に備えておこう
では、更新時に備えて何をしておけばよいのでしょうか?
生命保険は経済的なリスクに備えることができる商品です。
万が一のことがあった場合に、金銭的に困る分だけ契約をしておくのが合理的な契約の仕方です。
例えば、家族のために3,000万の死亡保障にはいっていたとします。
必要なのは3,000万という現金または現金同等物ですよね。
仮に現金が、3,000万貯まれば保険は必要ありません。
つまり、更新時に備えて蓄えができればその分は解約または減額をすればよいということになります。
保険料が倍になっても、保障額を半分にできれば保険料は変わらない可能性もあります。