生命保険に入らないと決めるのと、何も考えずに入っていないのでは差があります。
生命保険は万が一の際に、残された人たちが経済的に困らないようにするための金融商品です。
生命保険に入るのも、入らないのも自由ですが、しっかり検討をした上でどちらにするか決めましょう。
「保険はきらい」という人の中には一定数「話を聞くことや考えることがきらい」という人がいます。
保険嫌いで片付けていると後々困るかもしれないですよ??
生命保険が対応できるリスクとは?
生命保険は経済的なリスクに対応するための商品です。
経済的なリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?
遺族の生活費
あなたが一家の大黒柱である場合、遺族年金やその他の方法で補填できない場合には残された家族が生活に困ってしまう可能性があります。
遺族の方があなたがいなくても稼ぐ力を持っているとか、預貯金や資産がかなりあるとかであれば保険の必要性は少なくなります。
子供の教育費
お子様がいらっしゃる方は、子供の教育費分をしっかり用意しましょう。
子供の教育は1人当たり1,000万円とか1,500万円とか言われています。
これだけの金額を用意するのは大変なことです。
しっかり保険を活用にするようにしましょう。
借金の返済
少額の金額の借金であれば問題ないかもしれませんが、大きな金額の借金をしているのであればその借金を返済できるように保険を活用しましょう。
借金はあなたに万が一のことがあると相続されます。
資産だけ引き継いて借金は引き継がないという事は基本的にはできません。
ちなみに個人では最大の金額となりうる住宅ローンという借金ですが、ローンを組む時に団体信用生命保険という保険をすでにかけているはずなのであなたに万が一のことがあった時には借金は返済されます。
重要な制度なのでしっかり確認をしておきましょう。
資産もあるけど、借金もあって・・・で、困るケース
借金が相続されると困るケースについてご紹介します。
父、母、子供2名の家族をモデルとします。
父と母は持ち家で2人暮らし、子供はそれぞれ自立しているとします。
父に不幸があり残念なことに亡くなってしまいました。
なくなってから遺族の生活費は遺族年金で何とかなり、子供はすでに自立済みだから教育費もかからない、住宅ローンも団体信用生命保険で完済でき問題がないと家族みんなが思っていました。
しかし、実は父が1,000万円という借金があることが判明。
父から家族が引き継いだのは、ローン完済済みの家と現金を少しばかりです。
これでは1,000万円という借金を相続してしまうと生活は明らかにきつくなります。
借金を相続しないという手もありますが、そうすると家や現預金も相続を放棄しないといけなくなってしまいます。
相続するも地獄・・・しないも地獄・・・どうしたらよいのか・・・
こんな時に保険金1,000万が借金返済用にあれば相続して借金を返済すれば解決します。
「うちは資産はないから相続なんて関係」と思っている方、借金の方は大丈夫ですか?
最低限は入っておいた方が良い
保険は最低限は入っておいた方が良いと思います。
なぜか保険の話になると儲かるぐらい入るか、まったく入らないかのどちらかになるケースが多いです。
最低限、家族が困らない(でも努力は必要)ような金額を計算して保険をかけるようにするのが良いと思います。