「生命保険をかけるなんてもったいない!」
生命保険をかけることを「もったいない」という人って結構いますよね。
もったいないって「役に立つのに無駄にされて惜しい」という意味のようです。
この場合、「生命保険にお金をかけるなんて、役に立つお金が無駄にされているから惜しい」という意味になります。
本当に生命保険は無駄なのでしょうか??
まずは生命保険をかける意味を明確にする
意味や目的がないところにお金をかければ、それは無駄になります。
生命保険にお金をかけるのはなぜでしょうか?
生命保険の本来の機能である「万が一のことがあった場合に残された経済的に困らないように遺族にお金を残すことができるようにするため」という機能がほしいからではないでしょうか?
遺族なんていない、困る人なんていない、困ってもいい、という人からするとお金の無駄になるということですね。
自分に万が一があったことをリアルにイメージ
まずは自分に万が一があったことをしっかり考える必要があります。
あなたがいなくなると経済面で何が起こりますか?
あなたが持っている家や車は?資産にかかる税金は?そもそも収入は?
これらに対応するために残された遺族は困りませんか?
困るのであれば生命保険でなくても良いかもしれませんが、対策は必要です。
起こったときのダメージを金額換算する
あなたに万が一のことがあった場合に、「家族は毎月の生活費が足りなくなる」ということがわかったとします。
では、次にその生活費がいくら足りなくなるのか?を考えないといけません。
月に10万?5万?30万?
これによってかけるべき生命保険の金額が異なります。
プラス面もしっかり考慮
生命保険の金額が高額になるケースで多いのが「プラス面の考慮漏れ」です。
万が一のことが起きているのでプラスも何もないのでは?と思うかもしれませんが、経済面ではプラス面もあるはずです。
例えば社会保険の遺族年金などが該当するでしょう。
一定期間は月々もらえる制度なので考慮をすべきでしょう。
また会社員の方なら福利厚生制度も考慮したいですね。
あと一番多い忘れられてしまう部分としては、残された人も生きるための稼ぐということです。
専業主婦の方でも一定期間が過ぎて子供がある程度離れれば少しでもお金を稼ぐことができます。
なぜか働きもせず豊かに暮らせるような保険金額を設定してしまいがち・・・
経済的に困らないようにするためであって、豊かにするために保険に入る訳ではないですよね。
もったいない!という人ほど何も考えていない
生命保険なんてもったいない!という人の多くは、「万が一が起こる確率が低い」とよく言います。
自分に万が一が起こる・・・なんてほとんどの人が思っていません。
ほとんどの確率で起こらないけど、起こってしまうと大変だから保険をかけるのです。
「自分が死んだ後なんて知らない」という子供な方はほっといて、確率がどうこうの話ではありませんし、一生涯の内の万が一が起こる確率という100%な訳ですから、今の確率だけで判断しないようにしたいですね。
月々3,000円で残された家族が助かるかも・・・こう聞いてもまだ無駄だなと思いますか?