生命保険は、いろいろな名前がついていますが(ペットネームと言います)基本的には3種類しかありません。
定期保険、終身保険、養老保険の3種類です。
これは生命保険を取り扱いするための資格を取得するときに受験する一般過程試験にもでている内容です。
この3つのタイプが基本あり、いろいろと各社工夫をして商品を作っています。
終身保険 VS 定期保険
生命保険会社、生命保険代理店、生命保険従事者からもよく出る疑問、意見が割れる疑問に終身保険と定期保険は一体どっちが特なのか?という疑問があります。
一体どちらが得なのでしょうか?
私は個人的にはライフスタイルで変わってくると思っているのでどちらが良いと決めてはいないのですが、ちょっと計算してみましょう。
価格ドットコムにあった保険料を参考にしましょう。
https://hoken.kakaku.com/insurance/gla/tk/hikaku/s=1/351/?DBAmount=20000000
35歳男性で2,000万の保障があり、10年の保険期間のもので月払保険料が2,500円程度です。
解約返戻金は無く、10年ごとに更新をしていく必要があります。
45歳時には更新保険料は約5,200円、55歳時には12,000円になります。
一方、終身保険はどうでしょうか?
35歳男性で2,000万の保障があり、一生涯の保障があるもので月払保険料35,000円です。
特定の期間までかけると解約返戻金は払い込んだ保険料料以上に戻ります。
ここでは解約返戻率を110%としましょう。
解約は65歳時にします。
この2つを比較してみます。
10年定期 | 終身保険 | |
35歳~44歳までの保険料の合計 | 2,500円×12カ月×10年=300,000 | 35,000円×12カ月×10年=4,200,000 |
45歳~54歳までの保険料の合計 | 5,200円×12カ月×10年=624,000 | 35,000円×12カ月×10年=4,200,000 |
55歳~65歳までの保険料の合計 | 12,000円×12カ月×10年=1,440,000 | 35,000円×12カ月×10年=4,200,000 |
合計支払保険料 | 2,364,000円 | 12,600,000円 |
解約返戻金 | 0円 | 12,600,000円×1.1倍=13,860,000円 |
終身保険の保険料が支払えるかは置いておいて、このように見ると終身保険が圧倒的にお得になりますね。
運用を組み入れると結果が異なる??
しかし、これだと本当の比較ができていないですよね?
10年定期は保険料が安いから、差額分を貯蓄できているはずです。
35歳からの10年で、4,200,000-300,000=3,900,000円
45歳からの10年で、4,200,000-624,000=3,576,000円
55歳からの10年で、4,200,000-1,440,000=2,760,000円
合計で、10,236,000円貯まることになります。
これでもやっぱり終身保険の方が良くなりますね。
では、この差額を運用に回したらどうでしょうか?
https://keisan.casio.jp/exec/system/1254841870
このサイトで最初の10年間だけ終身保険35,000円-定期保険2,500円で計算をしてみてください。
私は、毎月32,500円、1%、10年で計算をしてみました。
4,000万近くになりますよね?
複利の力は驚異的ですよね。
さらに言うと、定期保険は2,000万をずっと入り続ける必要はなく、300万貯まったら保障1,700万に変更するなど減額すればもっと支払額は減少して、運用に回す金額が増えてきます。
結論は?
結論として、少しでも運用できる人は掛け捨ての定期保険を活用、運用は全然できないという人は終身保険を活用するということになります。
ただし、実際にはハイブリッドでやっていくのが良いでしょう。
300万は終身保険にしてお金を貯めて、1,700万は定期保険、差額は貯蓄と運用といった感じですね。
いずれにしても複利の効果は絶大ですね。