生命保険は万が一のことがあった場合、経済的に困らないようにするための金融商品です。
生命保険はそもそも必要なの?って疑問に思う方が多いです。
リスクが全くない方や、貯金がたくさんある方は必要ありません。
今回はこの預金との比較について考えていきたいと思います。
生命保険は四角、貯金は三角
これは生命保険を勉強すると必ずと言っていいほど出てくる表現です。
今、現時点で1,000万円の保障が必要だとします。
保障が必要ということは、万が一の際に1,000万円という現金が必要ということです。
生命保険の場合には契約をして保障が始まれば、保険料を数千円しか払っていなくても万が一の際には1,000万円が保障されます。
縦軸に保障額、横軸に期間のグラフを作ると、入ってすぐからずーーーっと1,000万円の保障が続くので形としては四角になります。
一方、貯金はというと、徐々に1,000万円に向かって積みあがっていくので、貯金をはじめてすぐには1,000万どころか数千円、数万円ない可能性があります。
予定していた貯金期間が完了すると1,000万貯まるということですが、その貯まるまでの期間は、1,000万というリスクに対応できないということになります。
徐々に1,000万円に向かっていくので、三角形になるということですね。
今現金が1,000万ない人は保険が必要だし、1,000万円の貯金がある人は保険は必要ないということになります。
また貯金がなくてもリスクが1,000万円分もない、500万円分のリスクだとなるのであれば、保険は500万円分でOKだし、貯金も500万円分あればOKということになります。
保険の契約のそもそもはリスクに対応できるかどうか
「生命保険ってそもそも必要なの?」
この質問に答えは、「あなたのリスクが金額換算でいくらで、そのリスクが発生してしまった時にいくらまであなたのお金で補填できるかによる」ということになります。
あなたに万が一のことがあった場合に、1,000万円の金額的なリスクがあるとします。
家族の生活費や子供の教育費などをすべて換算すると1,000万円あるということです。
ここで、保険金1,000万円あればいいとなる方が多いのですが、あなたが現金が500万円あれば保障金額は1,000万円ではなくて500万円あればいいのでは?ということです。
500万円どころか2,000万円、3,000万円持っているのであれば、保険は必要ない可能性があります。
この2,000万円、3,000万円を減らしたくないのであれば保険が必要かもしれませんが・・・
だから「この年だから」「仕事をはじめたから」「結婚したから」、保険が必要という訳ではありません。
本当に必要なのか考えるようにしましょう。