生命保険はネットで契約した方が安いんですよね?と近頃は聞かれることが多くなりました。
ライフネット生命が出てきた当たりから生命保険業界でも話題になってきている販売チャネルですね。
ネット販売は生命保険に限らず実際の店舗や面談よりも安くなることが多いのでこの感覚は良いとは思います。
しかし、生命保険は個別にカスタマイズする必要のある商品です。
その人その人で必要な内容が異なる商品です。
だから、Aという商品を大量の人に安く売っているというのとは異なる感覚を持つようにしましょう。
今回はネット生保についてです。
自分で知識がある人向き
まず結論からになりますが、「自分で必要保障額が計算できたり、自分で商品の違いを把握することができたり、他の金融商品と比較ができたり・・・といった金融知識がある人には、部分的ですが良い商品である」と言えます。
当然ですが、ネット生保の契約画面を見てもらうと自分で保険期間の設定をしたり、払い方を決めたり、保障額を決めたりします。
・保障額の過不足にはどう対応する?
・年払で支払った後にすぐにやめたら保険料はどうなる?
・口座振替で支払い漏れがあったら?
・請求はどうやってやるの?
これらの質問に当然にように答えることができるのであればネット生保は良い選択になる可能性があります。
保険料が安いだけで選ぶと損?
生命保険を選択するときに保険料の安さは非常に重要な要因です。
しかし、保険料だけで選ぶと大きな損をしてしまいます。
仮に保険料が1,000円程度で安いと感じたとしても、その保障が必要なければ無駄になってしまいます。
逆に20,000円でも計算上どうしても必要な金額であれば契約する必要性があると言えるでしょう。
保険料が高いとか安いとか言う前に、必要な保障は何でいくらぐらい必要なのか?を明確にする必要があります。
これをやらないと結局は無駄になってしまいます。
保険料もすべての年齢帯で安い訳ではない
ネット生保は無条件ですべてが安いように感じているかもしれませんが、そんなことはありません。
私が調べた時点では若い人が安い傾向にありますが、年齢を重ねると非ネット生保より高くなっているところもあります。
ネット=安いというのは事実かもしれませんが、本当に安いところがいいのであればネット生保以外とも比較をする必要があります。
独立系FP+ネットが良いかも
ほとんど見たことがありませんが、独立系FP(ファイナンシャルプランナー)にお金を支払って診断をしてもらって、必要な保険に入るのがいいと思います。
保険代理店や保険会社職員にもFP並みのスキルを持った人がいますが、彼ら・彼女らの収入源は販売手数料です。
そうすると販売をしないとお金が入ってこないため、本当にあなたのことを思って販売するのは難しいでしょう。どんなにいい人でも自分が一番かわいいですからこの辺りは批判しても仕方がありません。人間として普通のことだと思った方がいいでしょう。
周りに良いFPがいないのであれば、自分がある程度の知識を付ける必要があります。
こちらに募集人や営業の方を選ぶポイントをまとめていますので良かったらどうぞ。