生命保険の保険料の支払方法はいくつかあります。
ここで言っている支払方法というのは払方のことで、毎年払う年払、半年ごとに払う半年払、毎月払う月払などです。
今回はその中でも勘違いの多い「全期前納」と「一時払」について説明します。
全期前納とは?
全期前納とは、「すべての保険期間の保険料をまとめて前払いすること」を言います。
一定の割引はありますが、あくまで年払×保険期間分をまとめて支払う仕組みです。
割引率は今だとほとんどないと思った方がいいでしょう。
「0.01%~0.03%」ぐらいでしょうか?
保険会社で異なるので確認をしましょう。
全期前納は保険会社が将来の保険料を預かっているだけです。
解約をすればまだ期間が経過していない保険料は返ってきます。
期間が経過した部分については、解約返戻金があれば解約返戻金として帰ってきます。
一時払とは?
銀行でよく販売されていた一時払商品。
一時払は、支払回数がまさに1回のみという商品です。
すべての保険期間が1支払期間にあたります。
なので毎月支払いをしたいとか、毎年支払いをしたい等の分割払いのような仕組みはありません。
一時払の場合、支払をした保険料はすべて保険料として充当されます。
なので解約をすると解約返戻金が返ってきますが、全期前納のような将来分の保険料が返ってくるということはありません。
将来の高い解約返戻率を約束して、一定期間まで解約返戻金がないという商品もあるケースも考えられるので注意が必要です。