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生命保険のノルマとは?ノルマがないと売れないのか?

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生命保険会社の不適切な営業がニュースになっていますね。

 

ノルマを達成するためにお客さんにとって不利益となる販売をした、ということみたいです。

 

昔からさんざんある話なのでいまさら・・・という感じもしますし、他の業界にもノルマというものは存在するので何とも言えないところですが・・・

 

本日はこのノルマについてです。

 

生命保険会社のノルマはそんなに厳しいのか?

生命保険会社は直販にしても代理店にしても一定のノルマを課せられています。

 

金融庁の今の動きを見ているとノルマに対して規制が入ってもおかしくないような気もしますが、でもノルマって会社の目標ですからね・・・規制をするのは難しいのでしょうね。

 

直販社員のノルマですが、各保険会社で異なります。

 

また半年で1件売るのをきついとみるか、緩いとみるのかは個人のスキルや感覚によって異なるので何とも言えないところでしょう。

 

では保険会社から独立している生命保険代理店はどうかというとノルマはあります。

 

直接的ではないかもしれませんが、ある一定期間である一定の契約を取らないと手数料ランクが下がってしまったり、委託契約を解約されてしまいます。

 

手数料ランクが下がると同じ仕事をしても収入が減りますし、委託契約を解約されると商品がそもそも売れなくなってしまいます。

 

これもノルマと言っていいでしょうね。



根本的な問題は何か?

非常に個人的な意見になりますが、根本的な問題は買い手(契約をする側)は「お任せ主義」と「金融知識の不足」、売りて(募集人)は「低い募集資格基準」にあると思います。

 

買い手側の問題

全員ではないので日本人という言い方をすると失礼かもしれませんが、相手に「お任せ」にしてしまう方が非常に多いように思います。

 

これは日本人がしっかり勤勉に働く国民性があるからこそ成り立つとは思いますが、きついノルマを課せられている方が「任せるよ」なんて言われると気持ちも動いてしまうでしょう。

 

生命保険に限らず一生懸命理解をするように努めないといけないと思います。

 

粘り強く質問する人ばかりであれば、売る側も変な対応はできないですよね。

 

ただ粘り強く質問をするためにはある一定の金融知識が必要だと思います。

 

単利や複利、適正な金利水準などの判断ができればおかしなことに多少なりとも気が付けるのではないでしょうか?

 

ただ今の日本では自発的に勉強する以外にはこの金融知識をつけるというのが非常に難しいのも事実・・・

 

義務教育化とかになればいいんですが。ちなみに私は民法なんかも義務教育で教えてほしかったな~と思います。脱線しました、すいません。

 

 

売り手側の問題

売り手側、募集人の問題は「販売スキルの不足」です。

 

実際に生命保険のような金融商品を売るためのスキルが不足しているということです。

 

生命保険は一般課程試験という試験に合格をすれば販売することができますが、この試験がすごく簡単なんです。

 

しかも更新などもありません。

 

そうなると「とりあえずやってみるか」という募集人が出てもおかしくないですよね。

 

また代理店をやるにしても、非常に低いコストで始めることができます。

 

現在はコンプライアンスの関係などで、生命保険会社の代理店委託基準は厳しいようですがそれでもコストがかかるわけでありません。

 

ある一定のコストがかかるのであれば、「絶対やるぞ!」という人しか参入はしてこないでしょう。

 

他人のせいにしていては×

不利益を被った方には大変申し訳ありませんが、ここで「業界が悪い!」「規制をしっかり!」と叫んでも改善は見込めないでしょう。

 

人間はまた過去の過ちをおかしてしまいます。

 

だから自衛の心をしっかりと持たないと結局、また同じことを繰り返してしまうでしょう。

 

金融の知識を持つ、というのは正解を見つけることができるようになるというよりは、「自信をもって自分で決断ができるようにする」ということなのではないでしょうか?

 

私は保険は掛け捨て派なのですが、以前「保険はお金が貯まる派」の人達(相手は3人いました)から「掛け捨てにしているなんて・・・おかしい」ぐらいで言われてしまいました。

 

私は、保険で積み立てるよりも運用益を見込める金融商品での運用を選択していたのですが、その話はあまり聞いてもらえず・・・

 

私は理由をしっかりと説明できるのであれば、どちらでもいいと思います。

 

人によって性格も方針も資産も違うのですから、正解はないのでしょう。

 

ぜひ金融知識をつけていきたいですね。

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