生命保険は変わった商品です。
本人がどんなに大金を積んでも(積み方によってはいけるのかな?)健康状態が悪いと入ることができません。
これは生命保険が大数の法則にのっとって作られているためです。
大数の法則とは、少ないサンプルでは確率は変動しますが、大きなサンプルになると確率がある程度安定してくるというものです。
死亡率10%だとしても10名では亡くならないかもしれませんが、100万、1,000万と数が大きくなると死亡率10%の数字に近くなります。
生命保険はこの法則を保険料算出に使っています。
なので、死亡率が高い病歴の人の契約を認めてしまうとこの確率がずれてしまう可能性があります。
これって生命保険事業が事業として成り立たなくなる可能性があるってことです。
なので、生命保険会社は契約する人の健康状態によって、契約する人を選んでいるんです。
病歴があると入れない?
では病歴がある人は生命保険の契約ができないのでしょうか?
これはその病気によって異なります。
軽い病気と重い病気では違いますし、治る病気と治らない病気でも異なります。
また医療技術の変化や保険会社の商品や仕組みによっても異なります。
各社で異なる引き受け基準
生命保険の引き受けの基準は、各保険会社で異なります。
財務状況によっても異なりますし、保険会社のスタンスによっても異なります。
引き受けてもらえないということで嫌な思いをする可能性がありますが、保険募集人に相談をして複数社に申し込みをしてみましょう。
特別条件で契約ができることも
生命保険は普通の保険料での契約以外に、特別条件付きの契約というものが存在します。
特別条件とは、標準体として普通の保険料では契約ができないけど、一部特別な条件をつけて契約ができますというものです。
基本的には、契約者・被保険者側に不利な内容になります。
特別条件の内容としては、保険料が高くなる、一定期間保障を削減する(本来は1,000万だけど最初の5年は300万からはじまって徐々に1000万に近づく、など)、特定の部位や特定の障害については保障をしないなどがあります。
実際に申し込みをしないと結果がわからないのが多いですが、最近では事前に目安等を公開している会社もありますので、生命保険募集人や保険会社の人に聞いてみましょう。