生命保険の基礎から応用までをお勉強。比較のポイントや選び方、見直しっていつのタイミングでどうやるのか?おすすめとか人気の商品ってすすめられるけど実際どうなの?等々をご紹介!解約、解約返戻金、掛け捨てなどの用語も説明します!

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生命保険の選び方

【個人編】生命保険の必要な額って?必要保障額の考え方!

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生命保険は保険金額を設定して、その保険金額に対して保険料を支払っていく商品です。

万が一のことが起きてしまった場合には設定した保険金額が保険金受取人に支払われる仕組みです。

 

お金が一定額貯まる商品もあれば、貯まらない商品もあります。

貯まらない商品は、掛け捨てと言われている商品です。

 

保険金額だけではなく保険期間も考えないといけません。

10年間など年数で期間を指定するのと、65歳までなど年齢で期間を指定するのがあります。

保険期間は短いほど保険料は安くなり、長いほど高くなります。

 

さて、生命保険をかけるのに大きな問題になるのが「保障額をいくらにするか?」だと思います。

これは個人での契約にしても法人での契約にしても同じですね。

 

ポイントは

・根拠のある保障額にする

・自分のリスク許容度を考える

・見直しは必須

の3点です。

 

1つずつ確認してみましょう。

 

根拠のある保障額にする

 

このポイントこそが一番重要な点になります。

あなたはこんな契約の仕方をしていませんか?

 

「社会人なんだからこれぐらいははいっていないと!!」

「社長なんだからこのぐらいは普通ですよ!」

 

根拠のかけらもないような保障額の設定ですよね?

個人でも法人でも保障額は人それぞれです。

社会人や40歳男性や30歳女性や社長や部長など・・・肩書では決まりません。

 

保障金額は、「自分に万が一のことがあったときに残された人が困らない金額をしっかり計算して算出」しないといけません。

つまり金額の根拠を明確にすることが大事なんです。

 

個人の場合

35歳男性、30歳の妻、5歳と3歳の子供がいる場合、35歳男性が今無くなったらどうなるのか?

経済的にどうなるのかをしっかりと想像して計算をしないといけません。

基本的には、遺族の生活費、子供の学費、老後の資金(残された妻)を計算して保障額を算出します。

遺族の生活費を計算すると、家賃8万、食費5万、車や光熱費7万、その他5万とすると合計で25万となります。

では25万で設定をするのかというともう一つ考慮する必要があります。

現在の貯蓄と万が一後の収入です。

貯蓄は置いておいて収入を考えてみましょう。

まずは遺族年金が支給されます。月10万支給されるのであればこの金額は保険で用意する必要はありません。

さらに妻が働いて5万でも10万でも月に稼げるのであればさらに保険の金額は小さくて済みます。

すると、必要額25万から遺族年金10万+妻の収入10万を差し引くと5万となります。

妻が65歳まで(今後は70歳までの方がいいかもしれないですね)と考えると、30歳から65歳までの35年間ですから

月5万×12カ月×35年=2,100万となります。

今現時点では2,100万が必要な額に近い金額になりますね

 

 

自分のリスク許容度を考える

リスクをすべてカバーすると高額の保険料を支払わないといけません。

一番多い失敗例が万が一の際には家族は悠々自適に暮らせるぐらいの金額設定にしている方。

あなたがいなくなったらご家族だって生きるために働いたりするわけですよね?

それを考慮しないと高い保険料を払い続けることになります。

ぜひしっかりとご家族で話し合ってみましょうね。

要するに「人生に致命的なダメージを与える経済的な面は保険金でカバーする」ということですね。

 

 

見直しは必須

これは自分自身にも言えることなのですが・・・

保険の見直しは必須です。

どんなに考えて、どんなに計算をして保険金額等を設定しても入った時点の最適な額でしかないからです。

最低でも年に1回ぐらいは「この保険は必要だろうか?」「この保険で足りているだろうか?」ということを考えましょう。

 

 

補足:保険期間について

保険のセオリーとして若いうちに終身ではいっていれば安い保険料で済むというのがあると思います。

でもあくまで期間按分しているから安い訳ではないですよね?

若い人でも保険期間が長い商品は保険期間が短い商品より保険料が高くなります。

終身保険と1年定期保険であれば、保険会社としては1年後には死なないだろうと保険料を安くできますが、一生涯だと必ず死ぬので相応の金額をもらわないと成り立たないという訳です。

 

保険期間もその人のライフスタイルなどによって変わりますが、すべてのリスクを保険で賄う必要はないということを念頭においてみましょう。

 

たとえば計算した結果3,000万の保障が必要だとします。

じゃあ、3,000万の終身保険(長い保険)にはいろう!となるかもしれませんが、本当に良いですか?

仮にあたなが毎年100万貯蓄をできているのであれば10年後には、1000万が貯まっています。

10年定期だと10年後に更新をして保険料が上がりますが、1,000万の蓄財ができたのだから

3,000万ではなく1,000万で更新をすればよいですよね?

 

リスクに対処するためには、「現金」や「労働力」などの他の資産があることもしっかり考えてみましょう。

 

ちなみに人は必ず死ぬので葬儀分ぐらいは終身保険などにして、他の部分は掛け捨て系にするというのはありだと思います。

どちらかが正しい!という意識も捨てましょうね!

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